Life of Chameleon

カナダ在住大学生|LGBTQ+|就活生

ボスキャリ経験記録・2017年

2017年11月17日〜19日まで開催されたボストンキャリアフォーラム

 

行ってきました!!!

 (今更アップロードかよ。。とか言わないでください笑)

 

各国であるキャリアフォーラムの中でも最大のボストンキャリアフォーラム

 

海外大生の就活には欠かせない物として有名かと思いますが

海外大4年(カナダ)、2018年5月卒業予定の私、初めて行ってきました!

 

開催されたのはBoston Convention & Exhibition Centre↓

http://media.bizj.us/view/img/3217881/718centerbcec082sky-h*750xx2693-1514-0-1287.jpg

 

東京国際フォーラムほどではないですが、まあまあ大きな施設でした!

 

今回のブログは、3つのカテゴリーに分けて書きたいと思います!ででん!

1. 来ている企業とその特徴について

2. 事前応募・選考について

3. 1日のスケジュール感

 

1. 来ている企業とその特徴について

全部で200社以上が来ているこのフォーラム

正直どの産業からも来ていると言って過言ではないでしょう。

今回は、その中でも私が人気だと思う業界について話したいと思います!

 

外資系投資銀行(外銀)

https://job.career-tasu.jp/finance/images/article/img_a_003_03.jpg

就活をする上でトップティアとも言える外銀

例えばゴールドマンサックス、J.P.モーガン、モルガンスタンレー、 メリルリンチ等はみなさん一度は聞いた事があるのではないでしょうか?

全部揃って来ているのが、このボスキャリです。

 

基本、外銀は来夏に向けたインターン生を募集しています

フルタイムも募集はしていますが、数で言えばインターン募集がメインかと思います。

ちなみに、フルタイムは相当ハードルが高いです。

またはバックオフィス系しかフルタイムはあまり募集していないです。

 

このインターンは内定直結型インターンで知られていて、現在大学3年で

外銀に行きたい!IBD (Investment Banking)で働きたい!

って人には必須の選考過程です。

ただ、じゃあフォーラムに行って応募すればいいのかって言ったらそうではないんです。

 

実はこのような外銀の選考では、事前応募が全て!

外銀ほど選考過程が早い業界はこのボスキャリではありません

普段金曜日に始まるフォーラムですが、なんとその前日の木曜夜の時点で

大概は決まってしまっているのが現実です! 

つまり、金曜日にフォーラムに行って応募しようーなんて思っても

時すでに遅し。

ほぼ、受かりません。

 

外銀を目指す人は、その辺を踏まえた上で早めに対策を始めましょう。

 

ちなみに外銀の選考は「頭の良さ」というよりも、

上の方の人に気に入られるか。自信を持っているか。

とかその辺が結構見られていると思うので、

受かるかどうかはもはや運ではあると思います。

 

外資コンサル

http://www.consul-net.biz/wp-content/themes/consul-net/images/pc/service_img02.jpg

次に人気なのが外資コンサル

Big 4で知られているデロイト、PwC、EY、KPMGや

戦略コンサルのマッキンゼー、BCG、Bain&Company、A.T. Kearney、アクセンチュア

などなどですね。

 

外資コンサルと言っても、選考過程・基準は”総合コンサル”なのか、

”戦略コンサル”なのか、で大分変わってきます

 

まずは、デロイトなどの総合コンサル

毎年100人以上の新卒を雇っているので、正直コンサルの中ではハードルが低いです

フェルミ推定をある程度勉強し、「なぜコンサルなのか」を固めていけば

面接官とあまりに気が合わないとならない限り、内定獲得率は高めです

彼らにとっては、とりあえず数多く内定を出すのが目的なので

しっかり狙っていけばまず大丈夫でしょう。

(ちなみにアクセンチュアは戦略ですが、選考の面では総合と似ています)

 

次に、マッキンゼーを筆頭とした戦略コンサル

戦略コンサルの場合は、ES・Webテストの時点で相当落とされます

普通にインターンちょっとして、サークルやってた位の経歴では

ほぼほぼ落とされると言っても過言ではないでしょう

受かるのは、賞をもらったことがあったり、本当に高学歴だったりする人です

この時点で、「あーもうダメだわ」となった人は潔く諦めましょう

そこを進んだ人でも、相当面接で落とされます。

大体毎年の新卒採用人数は少ないところで5名、多くても30名程度です

応募者は想定(勝手にですが)2000人以上。

考えただけでもどれだけ狭き門なのかがわかります

ある一定数の対策などは必要でしょうが、戦略コンサルに関しては

スキルだけでなく、とにかく「地頭の良さ」が試されます

本当にその茨の道を通り抜ける自信がある人、ぜひ受けて下さい。

 

外資IT系企業

http://www.mgnintralink.com/wp-content/uploads/2014/01/newsletter_banner.png

ボスキャリに来ている企業で言うと、Apple、アマゾン、LINE、SAPあたりでしょうか

正直選考方法は企業毎に本当に違います。

 

ITのトップであるApple、Googleにいたっては、そもそも日本の新卒採用というものを行っていないです。。。

エントリーレベルのポジションは募集していますが、面接はほとんど英語

ポテンシャル採用というよりも完璧スキル採用です

ボスキャリ中に選考が終わることはなく、長く狭い道のりです。。。

正直、戦略コンサルよりも入るのが難しいかもしれないです

 

一方アマゾン、LINE、SAPなどのセカンドティアーIT企業は

内定貰うのも十分可能です。

これら企業の面接で見られていることはズバリ!

『過去の経験と適性』

だと思います。

面接で聞かれることは基本過去の経験をベースとしたものばかり

後は、企画やアプリ開発に関わるポジションだったりすると

「普段から気を使って周りを見て考えられているか」

とかも見られますけど、本当にその企業に興味があればなんてことありません。

事前対策をしっかりして、本当に志望度が高ければ、内定もすぐそこにあるはずです!

 

 

とまあ、カテゴリー1個目で大分長く書いてしまいましたが、企業についてはこのくらいにしておきます!笑

全部外資ですが、もちろん日系企業も多く来ています。

私自身があまり日系を受けたことがないので割愛しますが

基本大手日系企業は最終面接をボストンではやらず、

冬休み帰国時にやるところが多いイメージです。

 

2. 事前応募・選考について

結構上記で違う業界の選考については語ってしまったので

あまり書くことがありませんが、とりあえずこれだけは言わせて下さい。

どの企業においても事前応募するべきです!

 

f:id:chameleonemi:20180128182106p:plain ←このボタンがある企業は基本全て事前応募できます!

 

その理由としては:

1. 採用できる枠に限りがあるから

2. 早く結果がわかるから

3. 企業によってはもはや事前応募の人しか採用していないから

の三つがあります。ただ一番大事なのは一つ目です。

 

実際に採用担当者から聞いた話ですが、ボスキャリ中に内定を出している企業は

正直早い者順で内定を出しています。

たとえば木曜日の時点で採用枠の半分の人数分の内定を出していたとしたら

それ以降に出せる内定は限られます。

また、ウォークインする人に至っては、どう考えても倍率があがります。

数値的にも、断然事前応募した方がお得です!

 

 

では、なぜウォークインする人はあんなにも沢山いるのか?

いろんな理由があるとは思いますが、ウォークインの良い点について

書きたいと思います。

 

まずは、「ESをしなくて良い可能性が高いから」

企業によってはESで沢山の質問をぶっかける企業もあります

ただ、ウォークインをする場合は基本レジュメを渡すだけです。

もはや、志望動機などを書かなくても良い企業が多いです。

もし、自分のレジュメが他人よりも有利にできていると思うのであれば、

面接ゲットするハードルはもしかしたら低いかもしれません。

ただし!

企業によっては普通にESを書かせるところ(大体日系)もあるので

その辺は注意しましょう。

 

もう一つの理由としては、「オンライン面接をしなくていいから」

人にもよると思いますが、オンライン面接は中々お互いの表情などが見えず

良い印象を与えるのが難しい場合があります。

もしあなたが、面と向かって面接した方がうまくいく!という人なのであれば

ウォークインする方が意外と内定へ繋がるかもしれません。

 

どちらにしても、大事なのは自分が応募したい企業がどういう選考をしているか

を知っておくことです!

ウォークインが全くない企業もあれば、

事前応募でほぼボスキャリ中の面接枠が埋まってしまう企業もあります。

そこはしっかりと2〜3ヶ月前から準備しておくのが必須だと思います!

 

 

3. 1日のスケジュール感

では最後に!

そもそもボスキャリってどういう感じで行われるの?

ってとこについて日にち毎に書いて行きたいと思います!

http://torontrip.info/wp-content/gallery/bcf/%E4%BC%9A%E5%A0%B4.png

ちなみに会場はこーんな感じ!

 

木曜日 (2017/11/16)

フォーラムが始まる前日です。

この日に何かあるとすれば、事前応募していた企業との面接とディナーです。

企業によってはフォーラム中の面接は忙しすぎて避けたいため、

その前日の木曜日から面接を設定する企業が多いです。

 

そして、ディナー。

「ディ、ディナー!?!?」

と思われた方はボスキャリ初心者だと判断いたします。笑

ボスキャリの普通の就活とは違う醍醐味を言えば、そうディナーなんです。

OB/OG訪問等ができない留学生にとって

このボスキャリ中にあるディナーが学生にとっても企業にとっても

お互いを知る絶好のチャンスとなります。

選考の一貫としてこのディナーを設けている企業は数多く

正直内定を貰うには必須なのではないかと思います。

このディナー木曜日から土曜日まで毎晩違う企業とあっても全然おかしくありません。

なのでボスキャリにガチで参加する人たちは、まず夕飯の予定は入れなくても大丈夫です笑

(ちなみに全部会社持ちです。)

 

木曜日に面接は入っても1つか2つ。

そんなに忙しい日ではないと思います。

 

金曜日 (2017/11/17)

さあ。ついに始まりますフォーラムが。

ざっくりスケジュールをいうとこんな感じです↓

8:30 - 9:00 会場到着。長蛇の列に並びます

9:00 開場

9:00 - 18:00 面接、ウォークイン、説明会、もっと面接

18:00 - どこかの企業とのディナー

 

9:00-18:00というなんともざっくりなスケジュールですが

このフォーラム中のスケジュール感は人によります。

ただ、面接がもともと3〜5つ入っていて、説明会も行って、ウォークインして・・

なーんてやってたらお昼食べる間もなく1日が終わります。

 

そして、面接がうまく進めば木曜同じくディナーがあります!

ただ、木曜のディナーと少し違う点が。。。

金曜のディナーはずばり!「オファーをもらえるチャンス!」です!

外資系だったり、採用を早く決めたい企業はもう金曜日で全ての選考を終わらせてしまうところもあるんです!

なので、金曜は結構本命のところを優先してディナーに行きましょう。

 

土曜日 (2017/11/18)

スケジュール感としては、金曜日と変わりません。

ただ、二日目ともあって圧倒的にウォークインできる企業の数は減っています。

学生も、すでに選考を受けたい会社は受けているので、

みなさん面接だけしに来ている、なんて人が多いです。

後はもちろん1日の最後にディナー!

土曜日も割とオファーを出しているところが多いので、ここも正念場ですね!

 

日曜日 (2017/11/19)

そして最終日!

正直、人いません笑

もはや企業に限ってもみなさんブースを片付けに行っているようなもんです笑

まだ、面接があったりする企業もあるので、ぽろぽろ学生もいますが、

1日目に比べると1/10くらいしかいない気がします。

人によっては、遠くから来ている人はもう土曜の夜のフライトで帰ったりしている人もいるくらいです笑

 

 

最後にまとめ

ながーくなってしまいましたが、誰かのお役に立てたら光栄です。

私もこのフォーラムで2つオファーを頂き、そのうちの一つの会社で今年から働く予定です!

正直、しっかりと準備を事前からして挑めば、オファーの1つや2つ今の時代難しくありません。

みなさん「英語が話せる」という時点ですでに得しているので、その経験だったりを存分に活かせるように対策していけば大丈夫です!

今年ボスキャリに行く人、ボストンじゃなくても他のフォーラムに行く人、みなさんの成功を心から応援してます!

何かあればコメントしてくだされば答えます!

 

ではでは。